アイアンの選び方
最終更新:2026-09-11
アイアンはセットで買うため金額が大きく、買い替えの間隔も長くなります。そのぶん、最初に決める基準をはっきりさせておく価値があります。
セット本数と番手構成
市販のアイアンセットは5番からPWまでの6本、または6番からPWまでの5本が中心です。5番より長い番手は難しいため、ユーティリティで置き換えるのが一般的になっています。
AW(52度前後)やSW(56度前後)は、セットに含まれない場合は単品で足していきます。ウェッジまでセットで揃える必要はありません。
ヘッド形状の3分類
| 種類 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| マッスルバック | 小ぶりで薄い。操作性が高い代わりにミスに弱い | 上級者 |
| キャビティバック | 裏側を削って周辺重量を増やし、寛容性を確保 | 中級者 |
| 中空・ポケットキャビティ | 重心が低く深い。球が上がりやすく曲がりにくい | 初級〜中級者 |
迷ったらポケットキャビティか中空を選んでおくと大きく外しません。操作性は上達してから必要になるもので、最初から必要になるものではありません。
シャフトは重さから決める
アイアンのシャフトにはスチールとカーボンがあります。スチールは方向性が安定しやすく、カーボンは軽くて振りやすいのが特徴です。
- 軽量スチール(90〜100g前後):多くのアマチュアの標準的な選択
- 一般的なスチール(110〜130g):ヘッドスピードが速い人向け
- カーボン(50〜80g):力に自信がない人、シニア、女性向け
ドライバーのシャフトより重いのが普通です。ドライバーと同じ感覚で軽いものを選ぶと、アイアンでは球が上がりきらないことがあります。
軟鉄鍛造とステンレス鋳造
軟鉄鍛造(フォージド)は、ライ角やロフト角を後から曲げて調整できます。打感が柔らかいと言われるのもこの素材です。ステンレス鋳造は複雑な形状を作りやすく、寛容性の高い設計に向いています。
どちらが優れているという話ではなく、設計の狙いが違います。体格に対してライ角が合っていないことが分かっている人は、調整できる軟鉄鍛造に利点があります。
買い替えを考えるとき
アイアンはドライバーほどモデルチェンジによる差が大きくありません。ただしロフト角が年々立ってきている(ストロングロフト化)ため、同じ番手でも飛距離が変わります。
「7番で何ヤード」という感覚を頼りに買い替えると、番手ごとの距離が合わなくなることがあります。ロフト角の数字で比べてください。
よくある質問
中古のアイアンセットは何を確認すべきですか?
番手の欠品、シャフトが全番手で揃っているか、ソール(底面)の摩耗、そしてライ角やロフト角を調整した履歴があるかどうかです。
単品で買い足せますか?
同じモデルの単品在庫があれば可能です。ただし旧モデルは単品が見つかりにくいため、必要な番手は最初に揃えておくほうが確実です。